INTERVIEW

再生可能エネルギーの
開発・運営を通して、
脱炭素社会へ貢献。

総合職 橋本 菜摘
環境エネルギー開発部/SMFLみらいパートナーズ
環境エネルギー開発部 | 2019年入社
※所属は取材当時のものです。

Reason for joining the company入社動機

高校から会計学や統計学を学んだことから金融業界を志望。しかし、そこには新しいチャレンジがあまり見られないことが気がかりになっていた。そんなとき、SMFLの先輩社員から会社説明を聞いた際、SMFLでは新たな分野への挑戦を掲げ、古民家再生事業や再生可能エネルギー事業など、新事業を積極的に展開していることを知り、そこに大きな魅力を感じて入社を決めた。

Careerキャリア

2019年
東京営業第二部配属。ユーザー営業を経験。製紙業界、広告業界の新規ユーザーに対しては、業界のトレンドに合わせて、環境商材の提案やマッチングを活用し、顧客とのリレーションを構築。
2020年
SMFLみらいパートナーズ 環境エネルギー開発部へ異動。再エネ事業者とコンタクトし、アセットの確保・共同事業を推進。営業部店と協働して、太陽光発電所売却ニーズのある顧客情報を入手。そこから顧客との関係構築を行い、発電所を取得に至った。

環境エネルギー開発部の
ミッションと、
ご自身の仕事内容を
教えてください。

再生可能エネルギー事業者にコンタクトし、アセットの確保やファイナンスの提案、プロジェクトへの出資等による共同事業の推進に取り組むことをミッションとしています。その中でも私が担当しているのは、水力と太陽光です。水力では、過去100年安定稼働している水力発電所への出資等を行うとともに、水力発電所の自社開発にも取り組み始めています。また、太陽光では、太陽光発電の開発を計画しているお客さまへの共同出資の提案や、太陽光発電所売却ニーズをお持ちのお客さまから、アセットの購入・確保を行っています。
いずれも一つのプロジェクトの予算は巨額であり、案件検討中は関連法令や会計・税務、デューデリジェンス等の検討など、お客さまとのシビアな折衝が待ち受けています。例えば、最近クローズした太陽光発電所の取得案件では、お客さまが保有する発電所の視察から始まり、社内の審査部や同テーマに取り組む関係部署と密に連携をしつつ、契約内容に関する折衝・調整などを繰り返しで約1年を費やしました。このように数多くの困難があるだけに、それらを乗り越えた時に、プロジェクトチームみんなで味わえる達成感は非常に大きなもの。また、案件クローズ後は、地図上で自身が手がけた発電所を確認できるのも大きな魅力です。

SMFLグループが
水力発電所の自社開発に
取り組む意義や、
そのプロセスについて
教えてください。

水が高い所から低い所に落ちる位置エネルギーを利用して水車を回し、電気をつくる水力発電は、CO₂を排出しないクリーンな電源であり、川から水を取り、同じ川に水を戻すため自然を壊すこともありません。水力発電事業のスタートは、適切な河川を見つける地点開発です。今はまさにその地点開発が終わった段階で、これから系統確保に向けた手続き、河川の流量調査、地形・地質調査等を行い、最終的に水力発電が可能かどうかの検証に入ります。その後、電気事業実施のための法対応の整備や地元住民への対応、さらに土木工事、設備建設へと進みますが、運転開始までは最低でも5年はかかります。
これほどの苦労を背負ってでも、当社が自ら水力発電所を開発する意義はとても大きいと思っています。例えば、水力発電事業に出資するにしても、自分たちが事業を熟知した上でさまざまな提案ができれば、パートナーからより選ばれる存在になれる。逆に、水力発電への理解が浅いまま提案したのでは、その内容に説得力を持たせることができません。また、何よりも当社が水力発電の知見を蓄積し、発電所を運営できるようになることで、新たなプロジェクトに着手することができ、それがひいては脱炭素社会への貢献につながるとも考えています。

業務に取り組む上で
心がけていることは
ありますか?

再生可能エネルギー分野全般に言えますが、変化が目まぐるしい上に、案件ごとに遵守すべき法律が異なったり、デューデリジェンスの範囲やリスクも異なります。また、自然を相手にしているため、開発地点によってリスクの制御が異なったりもします。そのため日頃から新しい法改正やニュースにアンテナを張って情報収集をしています。一方で、パートナーやお客さまと会話している中で入手する情報も重要です。再生可能エネルギー関連に携わる方々は皆さん、アンテナを高く張られているなといつも感じますね。
そうして自分が知見を蓄えて成長すればするほど、それがダイレクトにプロジェクトに影響を与えるという手応えがあります。常に自分の意見を求められる中で、自らの発信したアイデアが反映され、プロジェクトが動いていく。その実感が、困難な業務に取り組む上でのモチベーションになっています。現在担当しているのは、水力と太陽光ですが、今後はさらに別の電源も幅広く手がけて、共同できるパートナーを増やしていきたいと考えています。

Holidays休日の過ごし方

週3くらいのペースでホットヨガに通っています。頭がスッキリして、最高のリフレッシュになります。また、同期何人かと集まって食事に行くこともしばしば。楽しくやりがいを持って仕事に取り組んでいる同期が多く、「今、こんな仕事をしているよ」「へえ、かっこいいね!」なんて会話で盛り上がります。