JOB&PERSON SMFL が見据える未来 〜SMFL Way〜

「事業支援」から「事業主体者」へ。
リースビジネスの変革をリードする
新たなビジネスに挑む。

荒井 洋裕
環境エネルギー開発部 副部長
2000年入社

※所属は取材当時のものです。

既存の事業概念を超えた
挑戦が始まっている。

グローバル化やデジタルシフトが加速する一方、脱炭素・循環型社会への移行、少子高齢化、地方創生など様々な社会課題を抱えている現代社会。こうした多様化・複雑化する課題やニーズに対応するためには、従来のリース、銀行、証券、生損保といった金融業界の垣根や、既存のリースビジネスの概念を超えたソリューションが必要とされています。
そこで私たちSMFLが「Our Vision(私たちの目指す姿)」のひとつとして掲げたのが、『SDGs経営で未来に選ばれる企業』です。それは、SDGs「持続可能な開発目標」のテーマに正面から取り組み、単なる姿勢ではなく、具体的な行動を起こして実現しようということ。社会の持続的な発展に貢献して未来に選ばれる企業になるために、従来の枠組みを超えた事業をスタートさせ、リースビジネスの変革をリードする積極的なアクションを始めています。

SMFL Way SMFLのアイデンティティ

Our Mission 私たちの使命
私たちは、時代を先取りし、付加価値の高いサービスを提供することにより、
広くお客さまと社会の持続的な発展に貢献します。
Our Vision 私たちの目指す姿
  • お客さまの最良のビジネスパートナー
  • SDGs経営で未来に選ばれる企業
  • 社員のチャレンジと成長を応援する企業
  • デジタル先進企業
Our Value 私たちの価値
Five Values
Customer First, Proactive and Innovation,
Speed, Quality, Team SMFL
Our Principle 私たちの基本姿勢
私たち、法令を遵守し、社会に信頼され、お客さまの期待に応えるよう、
誠実に行動します。

ボーダレスな
プレーヤーとして
事業投資ビジネスへ。

新たに取り組む事業は、お客さまのニーズに合わせ、かつどこよりも優れたソリューションを提供するものでなければなりません。そうでなければ選ばれ続ける存在にはなれないからです。そのため、SMFLは独自の強みを持つ航空機、不動産、環境部門等を注力分野として明確化しました。
そのうちの一つ、私が担う環境エネルギー開発部は、2012年に太陽光発電設備のリース取引を開始したことから始まりました。従来のリース取引では、極端に言えば仮にパネルが発電しなくてもリース料という収益が上がります。ただ、取引を続ける中で、発電ビジネスはキャッシュフローが安定していること、このビジネスの真価は発電から生まれるリターンであること、加えて、再生可能エネルギー分野には資本力の弱い新興ベンチャーが多く、そのニーズは設備機器などのリースだけではなく、持続的な成長・発展に必要な投資や出資へのコミットであることがわかってきました。
こうした事業投資にはリスクもありますが、再生可能エネルギー発電施設が順調に稼働すれば脱炭素・循環型社会への転換に繋がります。事業の持続的な成長により、事業収益のリターンというより大きな果実も見込めます。何より社会やビジネスパートナーに喜ばれ、共に持続的に成長していけることが大きな魅力です。
従来のモノやファイナンスによる「事業支援」のサービスから、自ら投資を行い「事業主体者」としてお客さまと一体となって事業を推進していく。まさにボーダーレスなプレーヤーとしての期待がSMFLグループに寄せられていることを実感しました。こうしたマーケットの要請が、環境エネルギー領域で自ら事業投資するビジネスに踏み出すきっかけとなったのです。

SMFLが注力するSDGsの7項目

尖ったスキルを持つ
プロとして
「選ばれ続ける」醍醐味。

「脱炭素・循環型社会の実現」を目指す環境エネルギー開発部の事業は、現在順調に拡大し、2019年4月には戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズが営業開始し、事業主体としての大きな一歩を踏み出しました。太陽光発電、風力発電、地熱発電、バイオマス発電、中小水力発電などの案件実績を持ち、事業へのコミットの仕方もさまざまです。事業主体としての投資案件はもちろんのこと、ファイナンスや出資、キャッシュフロー管理、アセット評価など、これまで培ったノウハウを活かして、省エネや発電、蓄電、電力小売りなど幅広いソリューションをワンストップで提供しています。再生可能エネルギービジネスは息の長いプロジェクトです。例えば2020年に発電が始まった東北での風力発電は、プロジェクトファイナンス案件としてプロジェクトの進捗と歩みを共にし、5年かけてリースを取組。その間、発生する様々な課題にお客さまと共に向き合い、解決していく中で深い関係を築いてきました。その信頼関係を活かすことで、このお客さまとは、次なるプロジェクトの検討を進めています。真にお客さまの持続的な発展にコミットしていくためには、「一見さん」ではなくお客さまに「選ばれ続ける」ことがとても大切なのです。
私たちには、リースのプロとして培ってきたデッドからエクイティに至るファイナンスニーズに、ワンストップで対応できるノウハウがあります。それを活かすことで投資・融資・プロジェクト管理・アセット管理など、さまざまな立ち位置から適切な“解”が提供できる。この「尖ったスキルを持つプロ」であることが私たちの強みであり、「選ばれ続ける」ことのできる力です。商社でも銀行でもなく、SMFLでビジネスに取り組む醍醐味がここにあると実感しています。

主体的に
事業・価値創造を行い
SDGs経営を体現する。

事業主体者になると、お客さまのニーズを聞いて動く受動態から、自らニーズやシーズを発掘して0から1の事業・価値創造を行う能動態に変わります。そして事業主体者としての知見は新たなプロジェクトの立案や商品設計などに大いに役立ちます。
例えばこういう事例があります。工場での効率的な電力の使用という課題を持ったお客さまに、高効率の省エネ機器を導入しました。これもリースビジネスの一つの解ですが、電力量を減らしても電力は使用しています。そこで最低限使用する電力を私たちが発電するクリーンな再生可能エネルギーで供給するのです。再生可能エネルギー発電所というアセットを持てるからこそ、「作る・使う・減らす」という循環型システムを事業化して、SDGs経営をまさに体現できるのです。
また、立地条件の適した地方に再生可能エネルギー発電施設を増やしていくことで、建設時やその後のメンテナンスの現場で雇用を地方に生み出すことができます。さらにSMFLみらいパートナーズには電力小売の代理店チームがあり、環境エネルギー開発部とシームレスな連携が可能です。施設稼働後はその施設を基点にして、発電する再生可能エネルギーをゆくゆくは地域社会へ効率的に供給。地方創生に繋がる事業プランを描くことも可能であり、こうしたチャレンジングな事業をどんどん推進していきたいですね。

「折れないハート」を
持った人財と
新しいSMFLを
築いていきたい。

実は私は登山が趣味なのですが、7〜9合目、あと少しというところがとても辛いんです。しかし諦めずに登り切ることで、その先に素晴らしい世界が見えます。一度成功すると突き抜け方がわかりますし、その先の世界を知っているから諦めずにやり切れる。この仕事も全く同じではないでしょうか。従来の枠組みを超えたビジネスに定例のフォームはなく、長いプロジェクトの間に発生するさまざまな障壁を仲間やお客さまと共に、一つずつ乗り越えていく。ハードな場面は多々ありますが、その先の喜びをわかっているから一心不乱に打ち込めます。
学生のみなさんにもきっとあるはずです。部活動、サークル、アルバイトなど学生時代の体験の中で、乗り越えることが大変だった最初の経験が。その時、なぜ乗り越えられたのか、何が自分を奮い立たせたのか。みなさんのそうした経験をぜひ聞かせていただきたいですね。その経験はこの仕事をやっていく上で、きっと大いに役立つはずです。そういう「折れないハート」を持ったみなさんと一緒に、リースビジネスの未来、そして新しいSMFLを築いていきたいと願っています。

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